地球一周の船旅に息子と私、2人で参加。
「船の中で、子どもやママはどう過ごしているの??」
帰ってきてからよく聞かれる質問なので、分かりやすくご案内したいと思います。
まず子どもの家プログラムに参加しているので船内に保育園があります。
(クルーズによっては子供の家プログラムが催行されないクルーズもありますのでご注意ください。)

子どもたちはその保育園に預けれます。
保育園以外はかならず親同伴での行動となります。
出航後に子どもの家オリエンテーションがあり、最初の1週間程度は慣らし保育があります。
子どもたちも船内の生活に慣れるのは少し時間がかかります。息子も最初は保育園に行くのを嫌がってました。
夜尿もあったり、ぐずったり、ふりかけご飯しか食べなかったりしました。出航10日過ぎたあたりから、ようやく慣れてきました。
船内の保育園は「モンテッソーリ教育」の方針を取り入れていました。
※モンテッソーリ教育は一言でいうと「生命の発達の邪魔をしない教育。」です。
世界に影響力のある(Google創業者・Amazon創業者・Facebook創業者などなど)
名だたる有名人が幼少時にモンテッソーリ教育を受けています。
息子はかなりマイペースでこだわりが強い。
1つの事に集中してそればかりしている。そういう息子にはすごく合っていました。
自分が納得がいくまで集中でしてできるので、ストレスを感じず伸び伸びとやりたいことができ、
できた時の達成感から息子自身が「自信」を見いだせる環境でした。
ヨーロッパでは普通に浸透している教育ですが、日本でモンテッソーリ教育を受けさせるなると、セレブな印象があり実際に高額です。
そんな教育を船旅の間に受けることができます。
しかも、プログラムについているので追加料金はかかりません。
お得で素晴らしくないですか??(^^

慣らし保育の後は通常保育になります。
息子と私の1日のスケジュールは大体このパターンでした。
7時頃 起床
8時頃 朝食
レストランは2つありどちらでも行けます。
ひとつはメインレストラン。もうひとつは海の見えるレストランです。
9時頃 保育園に登園
~ここからは親の時間を持てます~
毎日発行される船内新聞があるので、その新聞を見て、自分の行きたい企画に無料で参加できます。
私の場合はヨガ教室行った後、他のママ達とランチ。
サルサ教室へ行き、時間があればゲストの講演を聞きに行ったりしてました。
時々部屋で洗濯したり(有料ランドリーもありますが、息子の汚した下着や小物類は自分で洗っていました)
また企画には全く出ず、船内シネマを見ていたり、デッキに出て本を読んだり、
音楽聞いたり、自分の時間を楽しんだり。
ママの中には自分の趣味や特技を生かして、自主企画をする人もいました。
15時半頃 息子のお迎え
その後、プールに行ったり他の子どもたちと遊んだり。
DVD鑑賞もしました。
17時頃 夕食
18時半頃 シャワー
時間の合間に船内テレビも見てました。
19時頃~20時頃 子どもと遊ぶ企画
ママ達が発案した、子どもたちと一緒に遊ぼう企画に参加。子どもの好きな若者や年配の方が遊びに来てくれて、絵本を読んでくれたり遊んでくれたりしていました。
20時~ 部屋へ帰る
21時頃 就寝
子どもにとっては理想的な生活ですね!
ただ、毎日保育園があるわけではありません。
子どもの家プログラムで「保育日50日」などと決まっています。
また船の揺れ具合によっては船長判断で安全面の観点から、保育時間短縮されるか、休園になる日もあります。(クルーズ中たくさんある訳ではありません。)
その時は親同伴のため、安全面で子どもと一緒にいなくてはなりません。
そういった日はスタッフの方がこどもの企画を入れてくれたり、他のママが自主企画で子どもが遊べる場所を確保したり、若者の参加者に遊んでもらったりしていました。
そんな中、私の大誤算。
自分は船酔いはしないと思っていたのが実は弱かったのです。
しかも息子と私と2人参加のため、体調が悪い中、息子を相手できず、どうしようもありませんでした。
船内ではトラベルミンというお薬を無料でもらえますが、日本の市販の酔い止め薬のほうが効きます。
ご心配な方は市販の酔い止め薬を事前に購入してきてくださいね!
(子供用の酔い止め薬も万が一のためにお勧めです。)
偶然にも薬剤師のママが乗船していたので、その方から市販のお薬を少しもらいました。
私が寝込んでいる間は他のご家族のパパ・ママたちが息子を看てくれたりしました。
困ったときは助け合いが本当に重要になります。
困ったときのために、他のご家族の方々と事前に話し合い、相談しておくことが大事です!!
船酔いは、大体10日間程度で慣れてきます。
大人より子どものほうが慣れるのが早いです。
慣れてしまえば楽です。
また、夜のイベントは(子どもの年齢によって)子どもはなかなか参加しづらいです。
発表会のような企画はまだ大丈夫ですが、ゲストの話を聞くような企画は残念ながら子どもが持ちません。
こういった場合も、他の家族と相談して時間を決めて、子どもを預かり・預けたりで企画を見に行ってました。
子どもによっても、そもそも預けれるかどうか・預ける場合の時間などは違ってきます。
クルーズ最初からはなかなか他の家族には頼みづらいので、クルーズ生活も少し慣れた頃、ほかの家族や子供たちとも仲良くなってきてきた頃が良いかと思います。
私はどうしても見たい企画があるときにだけ相談しました。
ここでお伝えしたいこと。
子連れ参加で船旅を2倍楽しみたいなら、もう1人、
大人の付き添いを連れて乗船することをお勧めします!!
もちろんほかの家族と協力して助け合いながら楽しめます。しかし気を遣うのも然り。
自分のパートナー・親・兄弟・親戚。子どもを一緒に看てもらえる人ならだれでも良いです。
一番気兼ねないのは自分のパートナー、もしくは自分の親だと思います。
大人が2人いれば、自分が病気になった時も安心です。交代して気兼ねなく自分の見たい企画にも参加できます。バーや居酒屋にも時間を気にせず行けます。自分の自由な時間も増え、行動範囲が増えます。
今回のクルーズでもママ自身の親御さんと一緒に乗船している親子がいました。やはり大人が複数いると自分の気持ちも楽だ。と言っていました。親子3代で地球一周なんてなかなかできませんよね!
とても羨ましかったです。
~経験者の私からアドバイス~
資金面の問題もありますが、子どもと地球一周は一生に一度くらいしかない。
一生に一度の旅を子どもと一緒に2倍楽しむなら自分のパートナーor親を連れて元気なうちに参加することをお勧めします。
親子2人より必ず素晴らしい旅になりますよ~!