先日のANNニュースにて、イギリスでは今だかつてない物価高に襲われていると報道されていました。引越前の事、学校の事などいろいろ書きたいのですが、物価高は私たちも深刻な問題なので先に書いています。
私たちが引越した翌週11/7にも鉄道業界のストライキがあると聞き、パートナーは仕事初日からリモートワークとなりました。こんな早く影響を受けるとは…と驚いたことの一つです。
観光名所・繁華街を歩いていても、素敵な街並みや建造物が建っている傍らで、ホームレスはワルシャワより多く見かけます。(都市が大きいのもありますがホームレス比率は高いと思います)渡英して間もないですが貧富の差が広がっていること、治安の低下を身をもって感じます。
インフレ率10%以上上昇しているイギリス
インフレーション自体は悪い事ではありませんが、生活している人々の給料が上がらなければ大変な状況となります。
今まさに賃上げもできず、物価はどんどん上昇し、低所得者層が利用しているフードバンク利用者は中間層まで広がりつつあるようです。
EU脱退からコロナの影響もあり、経済立て直しもままならないイギリスは、今まさに国民へ影響が直撃しています。
これを根本から直すには政府が頑張ってもらうしかないのですが、
私たちが今できることは
(渡英して間もないのに生意気ですが、お金の相談を仕事にしていた私としてはお伝えしておきたい!!)
1.自分の資産は自分で守る
2.できる範囲で助け合う
ことだと思います。
やはり一番気になるのは自己資産。
増やすのも減らすのも自分。
今、運用資産は買っても売っても不安定。トレードで生活されている方ならこの状況をうまくプラスに変えていけると思いますが、私を含めて多くの方は全く先が読めない状況です。G7の中で一番初めにリセッション(景気後退)に入ったと言われているイギリス。大国アメリカもそろそろリセッションに入るのでは?と予想されているので、また少し流れが変わるかもしれません。現状資産を増やしていくのはなかなか判断がつかず難しいため、今は資産を減らさないように守ることを優先して考えて行動しています。
イギリス流~家庭でできるインフレ対策
1, 節電は必須
光熱費も高騰しているイギリスでは節電は必須です。使わなければ電源から落とす、洗濯機は普通・おしゃれ着それぞれ1日1回にまとめてする、暖房は温度低めに設定しておく
など心がけています。
2, 大きなスーパーマーケットが展開している「Express」がついたコンビニのようなお店はできるだけ避ける
イギリスにある代表的なスーパーは「Marks&Spencer」、「Waitrose」、「Sainsbury’s」、「Lidl」、「Tesco」等がありますが
「Sainsbury’s Express」,「Tesco Express」というような小さな店舗では割高で販売されています。
中には2倍近くの価格で販売されているものも。
引越初日に近くのExpressに買い出しに行き、洗剤を11ポンドで購入しましたが、翌日少し離れた普通のスーパーでは6.3ポンドで販売されていました。
ショック。。2つ買えるじゃない。。。
これだけ価格が違うと、日常の買い物の目も厳しくなります。
できるだけ損をしないよう、少し遠くても普通のスーパーに行くことを心がけています。
商店街にある小さな小売店はぜひ応援したいので積極的に買い物に行ってます。そうすることで地元のお店も私達消費者も助け合えます。
*イギリスでは普通なことだと思いますが、スーパーにあるフードバンクboxに日用品や食料品を入れて寄付もしています。
3, 外食については回数もしくは金額を大体決める
お店に貢献するため、できるだけ行きたいのですが何せ高い。
レストランにもよると思いますが、家族3人でレストランに行った際はチップ料(10~13%)いれて80ポンド程度、約1.3万円かかりました。
ロンドンのレストランは高い。。
でも外食したい!ので、外食回数を決めるか、金額を決めています。
私たちも「え!?こんなに使った??」とはならないように。
外食費用はどのくらいがいいのか?は資産や収入・家族状況によります。どのくらいか計算してみたい場合は家庭のライフプランを立ててみることをお勧めします。無料で考えれるライフプランの紹介については日本版はこちら。海外版の参考はこちら。
4,通勤に自転車をできるだけ利用する
イギリスでは交通費が支給されないため、またストライキを避けるために自転車で通勤しているワーカーも増えているようです。
念のためワルシャワから自転車を送りましたが、リモートワークも可能のため我が家は今のところ一度も使ってません。
5, 思い切って引っ越す
ロンドンは引っ越しの回転率が高いです。初期費用も家賃に含まれているので、デポジット以外はそんなにかかりません。引越しやすいシステム。
もう少し家賃を抑えれる家に引っ越すのもありかと思います。
もしくは、光熱費を抑えた家に引っ越す手もあります。
今回、私たちが物件を決める際も古い家・ガスを使う家は避けました。
*イギリスはガス代が圧倒的に高いです。
家賃が少し高くても、新しい家のほうがエネルギー効率が高く、光熱費を抑えれます。
オール電化なら尚更エコ!
HPで検索する際、その物件の閲覧でEnergy Efficiency Rate を確認できます。
Energy Efficiency Rate は不動産の法律で賃貸前に必ず伝えないといけないようです。
→おうち探しの経緯(大変でした。。)はまた書きます。
と言ってもせっかく海外生活をしているので、生活を楽しみたい❣
生活自体に影響が出るような節約はしたくはありません。
毎月の収入の中で支出の配分をどうするかを考えるだけで整理されて、気持ちも楽になるはずです。
一番大事なのは家族と、繋がる人たちと将来までハッピーに暮らせること♪
できる範囲で助け合いながら、資産を私達なりに守りつつ、
イギリスの経済立て直しが今後少しでも向上されることを祈ってます!
最後まで読んでいただきありがとうございました(*’▽’)