せっかくワルシャワに来たからおいしい食事をしたい。
たくさんレストランがある中、おいしいお店を選ぶのはなかなか難しいですよね。
お墨付きのレストランなら!ということで
今回はミシュランガイドに書かれているレストランをご紹介していきます。
現在ポーランドでミシュランガイドに登録されているレストランの数は34店舗。
うちワルシャワでは15店舗のレストランが登録されています。
そしてそのレストランはポーランド料理がほとんど。
ご旅行で来られた際にミシュランレストランを選ばれることで、おいしいポーランド料理が楽しめます(^^
そもそもミシュランガイドはどうして作られたのでしょうか?
すぐにレストランを知りたい方は
4,ワルシャワおすすめミシュランレストラン【2店舗】へどうぞ。↓
ミシュランガイドの発端
もともとミシュランガイドブックは、より多くのドライバーが旅行に行くことを奨励するために考案されたおすすめガイドブックでした。
1889年フランス中部、アンドレ・ミシュランとエドゥアール・ミシュランという兄弟が、フランスの自動車産業が今後発展していくだろうとビジョンを見通して、自国の自動車が3000台に満たなかった時代にタイヤ会社を設立します。
ミシュラン兄弟は、ドライバーがいろんな旅行を楽しめることで、車の販売数を増やせると確信していました。
そしてタイヤの購入を促進するために、地図・タイヤの交換方法・ガソリン補充場所・おいしく食事ができるレストランや避難する場所のリストなど、旅行者向けの便利な情報がつまった小さなガイドブックを作成して、
20年の間そのガイドブックは無料で提供されてきましたが、「人は本当に求めているもの・尊重できるものには資金を出す」という原則に基づいて、1920年に新しいミシュランガイドが有料で発売されるようになりました。
最初はパリから始まり、ガイド情報のうちレストランセクションの影響力が高まっていることを感じて、ミシュラン兄弟は専門のチーム、またレストランの覆面検査官を募集して、匿名でレストランを訪れて評価しました。
1926年にガイドは高級ダイニング施設に星を授与し始め、最初は1つ星だけでしたが、5年後に0、1、2、3の星の階層が導入され、1936年に星付きランキングの基準が公開されました。
その後ミシュランガイドはベストセラーになり、現在30ヵ国を超える地域で30,000を超えるレストランを評価し、世界中で3,000万を超えるミシュランガイドが販売されています。
世界196ヵ国のうち35ヵ国がミシュランガイドに記載されていますが、その1か国にポーランドが入っているのはとても嬉しいです!
ミシュランガイドの評価基準と種類
ミシュランガイドは料理のジャンルを問わず5つの評価基準で評価をします。
・素材の質
・料理技術
・独創性
・料理の価値と価格が見合っているかどうか
・常に安定した料理が提供できるか
この基準をもとに星が決定されています。
しかし1、2、3の星をいただくお店は30,000店以上あるレストランのうちの一握り。
ミシュランガイドには星以外のマークで評価されているレストランが多数です。
★ちなみに最高基準の3つ星レストランが一番多い国は日本でした。
上記、「料理」の評価以外にも「快適度」も評価されます。
快適度はフォーク&ナイフマーク等で5、4、3、2、1、0で評価されています。

ミシュランに選ばれたら嬉しいけど
この基準を維持していくのは大変だぁ😲
星以外のマークで評価されるレストラン
星以外のマークで評価されるレストランは3つに分かれます。
ミシュランプレート
星獲得には至らなかったけど、ミシュランの基準をクリアしていると評価されたレストランに贈られます。
ビブグルマン
ミシュランの基準をクリアしており、価格以上の満足感を得られる料理を提供すると評価されたレストランに贈られます。
コストパフォーマンスが高いってことですね。
ミシュランのキャラクターマークがついているお店です。
ミシュラングリーンスター
サステナブルな取り組みを評価するミシュラングリーンスター
2020年からリリースされたフードロスの削減、森林活性化や環境に配慮する生産者の支援、絶滅危惧種の保護など、飲食店の立場からできる取り組みを積極的に推進しており、持続可能な社会を目指して食事・料理と文化の関係を考察し実践するレストランに対して贈られます。
残念ながらワルシャワにはミシュランプレートとビブグルマンに選ばれているお店しかありません。
しかし、比較的カジュアルな雰囲気のお店のため、星がついているレストランより入りやすいのがメリットではないでしょうか(^^
ワルシャワおすすめミシュランレストラン【2店舗】
私がお勧めする基準として
1,コースでなくてもよい、アラカルトで注文可能なレストラン
2,子連れでも行きやすいレストラン
3,ミシュランプレート・ビブグルマンからそれぞれ1店舗
で選びました。
elixir by Dom Wódki
・ミシュランプレート
・予算の目安 ランチ1名:2000円~3000円 ディナー1名:約3000円~
ウオッカと料理をコラボさせて風味と香りを味わえるモダンスタイルなレストランです。

The World Restaurant Awards 2019 2019年に東ヨーロッパで唯一のレストランとして、美食の世界で最も権威のある世界レストラン賞にノミネートされたレストラン。
THE "MICHELIN - MAIN CITIES OF EUROPE" AWARD 4回連続ヨーロッパミシュランガイドに受賞
ポーランドに来た時からずっと行ってみたかったレストランです(^^
入店した時からスタッフの方も感じが良く、緊張がほぐれていきました。
ランチもディナーとも、コース・アラカルトどちらからも選べます。
今回はランチメニューで前菜はサラダ、メインは魚で注文してみました。
ウオッカに合う料理なのでウオッカと楽しむのが一番ですが、私はランチから飲めなかったので代わりに白ワインを注文。

サラダに乗せられているチキンカツレツが揚げたてでサクサク。
ドレッシングも美味でした😋

このレストランで有名なトリュフ入りバター。
バター・トリュフ・トリュフオイル・塩で作られています。
パンにつけてもおいしくてつけすぎちゃうかも。
お土産でも購入できます。

メインの魚と野菜たっぷりリゾット。
外カリカリ、中はトロけるおいしさでした😋

デザートはウオッカ風味のクリームがたっぷり。
とっても美味でした~
周りの方はアラカルトで好きな料理を選ばれていたので
次回はいろいろと試してみたいです♪
観光客の方も多いので、団体でTシャツなどカジュアルな服装で入店されている方もいました。
今回は平日に行きましたが人もそんなに多くないので、子連れでも入りやすいと感じました。
★風味付けとしてウオッカ等のお酒が入っていたりするため、お子さんとの来店の際は、
注文時にどのメニューが食べれるか確認して頂くことをお勧めします。
私が食べた限りでは、最後のデザート以外はお子さんが食べても大丈夫そうでした。
最後にカード支払いして終了。
ポーランドではチップは必須ではありませんのでいつもは払いませんが、今回は支払い金額10%ほどチップ代として置いていきました。
お店の雰囲気、スタッフさんの対応、食事も良かったという気持ちで♪

世界遺産のワルシャワ旧市街からも徒歩15分ほど。

トラム:セントラム駅からPl. Bankowy 08駅で下車。
バス:セントラム駅からPlac Piłsudskiego 06下車も可能ですが地下鉄・トラムのほうが本数多め。
Butchery & Wine
・ ビブグルマン
・予算の目安 ランチ1名:2000円~3000円 ディナー1名:約3000円~
2012年から8回連続でヨーロッパミシュランガイドに受賞

知る人ぞ知るワルシャワで有名なミシュランレストラン。
ポーランドの畜産製造業者から直接仕入れた新鮮なお肉を味わえます。
海外のお肉も最高のメーカーから仕入れているため、とっても美味しいです。
今回は家族とランチで行ってみました。

アットホームな雰囲気のレストラン。子供も気軽に入れました。
奥にはお肉専用の冷蔵庫。

細かい温度調節で常に新鮮で美味しいお肉が出せるようになっています。

Butcher’s steak with confit shallots and chips
ステーキとサラダとプライドポテト

素晴らしくミディアムに焼かれたお肉。たまりません♪

ソースは7種類から選べます(有料)

息子も同じステーキを注文。
ウェルダン(よく焼き)にできますか?と聞いてみましたが、ウェルダンにはできないがトライはしてみるとの事でミディアムよりはよく焼かれたステーキになっていました。
息子が噛み切れない部分もありましたが、よく噛んで全部間食 (・∀・)

Mozzarella Burrata with tomatoes and basil pesto
パートナーはベジタリアンのためモッツアレラとトマトのバジルペースト添え。
外のテーブルではビールだけ飲んでいる海外の観光客の方もいたので
気軽に来れるレストランだと思います。
美味しいお肉で大満足でした😋
最後にカード払いで終了。今回はチップは置いていきませんでした。

以上、ワルシャワ在住ママのおすすめミシュランレストランでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。