※2024年以降、新NISAが誕生します。
NISA・つみたてNISA・
ジュニアNISA・iDeCo
どんな人たちが始めてるの??
今の制度の内容も合わせて説明します。
NISA
2014年にスタートした
個人投資家のための税制優遇制度。
簡単に説明すると、
NISA口座を開設して、
そのNISA口座から株や投資信託を買い
儲かった分は全額非課税で受け取れる制度です。
通常、利益からは20.315%は税金として差し引かれます。
その部分が非課税になるよ。という事です。
非課税期間は5年間。
掛金の上限は120万円です。
投資なので元本保証はありません。
途中引き出しはいつでも可能です。
また、現在のNISA・つみたてNISAは
選択制です。
どちらか1つしか口座開設できません。
新NISAからは、
NISA・つみたてNISAどちらにも
投資できるようになります。
NISAはどんな人が始めてるの?
日本証券業協会の資料によると、
投資未経験者の割合が41.2%(2020年6月)
50代以上の口座数割合が68.6%(2020年6月)
となっています。
出典:日本証券業協会「NISA口座開設・
利用状況調査結果(2020年6月30日現在)について」
もともと投資経験者の方か、
投資が初めてで資産をお持ちの50代以上の方
年金生活者で退職金や預貯金を使って
資産を増やしていこうと
お考えの方の割合が多い傾向です。
つみたてNISA
2018年にスタートした
長期的に毎月一定額を積み立てて
分散投資してくことを
目的とした税制優遇制度です。
NISA口座を開設して、
そのNISA口座から金融庁お勧めの
長期的な投資に向いている投資信託を買い
儲かった分は全額非課税で受け取れる制度です。
160種類ほど(2020年)の投資信託から選択します。
非課税期間は20年間。
掛金の上限は40万円。
一定額の積み立て投資のため
月に換算すると、上限は1か月33,333円までです。
投資なので元本保証はありません。
途中引き出しはいつでも可能です。
つみたてNISAはどんな人が始めているの?
日本証券業協会の資料によると、
投資未経験者の割合が76.7%(2020年6月)
20~40代の口座数割合が77.2%(2020年6月)
となっています。
出典:日本証券業協会「NISA口座開設・
利用状況調査結果(2020年6月30日現在)について」
NISAと比べて、
20~40代の若い世代・子育て現役世代の方で
これから中長期的に資産を増やしたいお考えの
投資未経験者の割合が多い傾向です。
NISA・つみたてNISAとも今から始めても
2024年にスタートする新NISAに移行は可能です。
ただ少しややこしくなるため、
注意が必要です。
詳しくはこちら。
⇩⇩
「延長?新NISA?複雑化するNISA制度について説明します」
ジュニアNISA
お子さまの将来の教育資金・就職資金が目的で
スタートした税制優遇制度です。
投資名義者はお子様ですが、
実際に運用するのは両親・祖父母です。
お子さま・お孫様への贈与目的もあります。
NISA口座を開設して、
そのNISA口座から株や投資信託を買い
儲かった分は全額非課税で受け取れる制度です。
上記、NISAと似ています。
ただし、お子さまが18歳になるまで
途中払い出しができません。
お子さまやお孫さまの将来に向けた資産形成を
主な目的としているからです。
非課税期間は5年間。
掛金の上限は80万円です。
投資なので元本保証はありません。
ジュニアNISAは、新NISA誕生にともない
2023年に廃止になります。
そうすると、2024年以降は
途中払い出しできるようになります。
新NISAの詳細についてはこちら
⇩⇩
ジュニアNISAを始める方は
お子さま・お孫さまに投資で教育資金や
就職資金を増やしてあげたい
ご両親・祖父母のみとなります。
iDeCo
日本では企業向けの確定拠出年金から
始まりましたが、
2016年より自営業・公務員・専業主婦の方も
加入できる個人型年金として登場しました。
自分自身で作っていく年金制度です。
金融商品を選ぶのは自分。
運用の責任は自分になります。
1年間で掛けた合計額は
自分の所得から全額
差し引けるので
それだけ所得税・住民税の
負担が減ります。
ただし年金のため、
60歳まで途中引き出しはできません。
掛金は職業によって異なります。
お勤めの方で企業型の確定拠出年金に
加入されている方は、iDeCoは加入できない
可能性がありますので一度確認が必要です。
iDeCoの詳細はこちら。
⇩⇩
iDeCoはどんな人が始めてるの?
国民年金基金連合会の資料によると
会社員(第2号加入者)の割合が85%
うち企業年金等のない会社員(第2号加入者)
の割合が58.7%
加入者、運用指図者の平均年齢は
40代半ば。
出典:「iDeCo公式サイト」業務状況資料より
企業年金のない会社員の方、
老後が少し見えてきた子育て現役世代の
割合が多い傾向にあります。
このように、制度によって特徴が違います。
加入者状況もそれぞれ異なっています。
一番大事なのは何を目的・目標に運用するかです。
制度の特徴を知ったうえで
始めるようにしましょう。
以上、NISA・iDeCoって?
~どんな人たちが始めてるの?~でした。